ゼロからわかる!!初心者のためのギター始め方講座

「ギターの弾き語りってカッコいい」
「あの人みたいに弾けるようになりたい」

誰もが一度はそう思ったことがあるのではないでしょうか?
ギターは、楽器をこれからはじめたいという方の多くが選ぶ楽器の一つで、趣味としてはじめる楽器としても非常に人気です。

というわけで、こんにちは!
Jazz2.0編集部の番場海史です。

番場海史
私も学生のときに独学でギターを練習し、バンドを組んで演奏したことがあります。
その時の経験をもとに、ギターを始める時に多くの人がぶつかるであろうお悩みに答えていきたいと思います。

年々ギターを始めるハードルは下がっていて、インターネット上にレッスン動画や教材となるサイトがあったりと、独学でリーズナブルにはじめることができるのが非常に魅力です。
最近では、ギターを月額でレンタルすることもできます。

というわけで、ギターをこれから始めてみようというときに必要な情報をまとめてみました。

それでは参りましょう!

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ギターは誰でもできる!?その理由とは

楽譜が読めなくても大丈夫!

ギターは、ドレミが書いてる一般的な楽譜が読めなくても演奏することができます。

ギターはコード進行(和音)やTAB譜といった、初心者でもわかるように書かれたギター用の楽譜があります。コード進行やTAB譜といったギター用の楽譜は、一般的な楽譜に比べて覚えやすいので、簡単な曲であればすぐに演奏することも可能です。

番場
私もギターを始めて1週間ほどで、スピッツ「チェリー」を弾けるようになりました。

指が短くても大丈夫!

ギターは一度にたくさんの弦を抑えるため、指が短いと抑えられないかもしれないと思われる方も多いのではないでしょうか。

弦を抑える際には

  • 爪を切っているか
  • 弦を抑える位置は適切か
  • 手首の角度は適切か

といったところに注意して弾いてみるとうまく弾けるようになります。

番場
僕の友達は、指が短くても工夫してギターの弦を抑えていたことで、どんどん上達していきました。

最初のギターの選び方

ギターには大きくわけて、エレキギターとアコースティックギターの2種類にわけることができます。

アコースティックギター

アコースティックギターの特徴

・ボディの中が空洞になっている
・弦がちょっと太い
・ギター本体だけ大きな音が鳴る

アコースティックギターは空洞になっていることから、楽器本体が軽く持ち運びもしやすいです。
また、アンプ(スピーカー)に接続しなくても音を出すことができるので、場所を選ばずに演奏することができます。

弾き語りをやってみたい人、シンガーソングライターが好きな人にはおすすめです。

エレキギター

エレキギターの特徴

・音を自由に変えることができる
・ボディが重い
・弦が比較的細い

エレキギターは、アンプ(スピーカー)に接続して音を出すギターです。

機械を使って自由に音色を帰ることができるのが特徴的で、ポップス、ロック、メタル、ジャズ、パンクなど、どんなジャンルでも活躍します。

アンプ(スピーカー)の音量を大きくすれば、非常に大きな音量を出すことができるので、バンドを組んで演奏をしたいという方にはおすすめです。

そろえておきたいアイテム

ギター本体の他にも、メンテナンス用品や消耗品など、最低限用意しておくべきアイテムがいくつかあります。
また、エレキギターとアコースティックギターで必要なアイテムは異なりますが、共通していることも多いので情報をまとめました。

チューナー

ギターの弦には、それぞれ決められた音程があり、このチューナーを使うことによって、音程を合わせていきます。

上の商品はクリップ型チューナーと呼ばれるもので、これ以外にもエフェクター型のチューナーチューナーのスマホアプリがあります。
クリップ型チューナーは楽器の振動を感知して音程を合わせるため、アコースティックギターに向いています。
一方で、エフェクター型チューナーは楽器の音信号を感知して音程を合わせるので、エレキギターに向いています。

ギター弦

ギターの弦はしばらく経つと錆びてしまい、指を切ったり、チューニングがすぐにずれたりと、状態が悪くなってしまいます。
そのため、数ヶ月に一回のペースで弦を交換することが必要になります。

また、チューニング中や、ギターを演奏中にも弦が切れることがありますので、予備の弦を用意することがおすすめです。

アコースティックギターとエレキギターとでは弦の種類が違うので注意が必要です。

ピック

ピックとは、ギターの弦を弾くときに使うアイテムです。

ピックは様々な形があり、人によって好みが変わってきます。
自分はトライアングルのような形のピックが好きですが、実際に握ってみて、形や大きさを確認して購入することがおすすめです。

ギタースタンド

ギターはスタンドに立てかけておくことによって、すぐに手にとって練習することができます。

また、床においたり壁に立てかけたりすると、ギターの状態が劣化してしまうので、ギターケースにいれるかギタースタンドに立てかけて保存する必要があります。

アンプ

エレキギターを弾く際、大きな音を出すのに使います。
また、アンプで練習することによって、アンプでしか鳴らすことのできない歪んだ音やリバーブ、エコーがかかった音の練習をすることができます。

エレキギターをお持ちの方は購入しておきたい商品です。

シールド

シールドというのは、エレキギターとアンプを繋ぐケーブルのことです。
安いものだと1000円以内で売っていますが、あまり安物すぎると断線してすぐに使えなくなってしまうので、2、3000円くらいのものを選ぶと良いと思います。

長さは、自宅で練習する用なら3mか5mが最適です。

ギターを弾いてみよう

チューニングのやり方

ギターを弾く前に、まずはチューニングをしましょう。
チューニングとは、ギターの音を正しい音に合わせていく作業のことです。

日本では音階を「ドレミファソラシド」というように表現します。
ですが、チューニングをする際は、「CDEFGABC」というように英語で表現することが多いです。
ド=C、レ=Dというように対応しています。

ギターには6本の弦があり、それぞれの弦を低い方から「E」「A」「D」「G」「B」「E」の音に合わせていきます。

ギターの先端部分(ヘッド)にペグが6個付いています。

そのペグを外側に回すと、弦の音が高くなり、内側に回すと低くなります。

まずは、一番低い音を合わせていきましょう。
ギターを構えたときに一番手前にある、一番太い弦(6弦)を「E」の音に合わせていきます。

チューナーを起動して6弦をはじき、「E」が表示されるように調節します。
「D」や「E♭」が表示されるようなら音が低いので、ペグを外側に回して音を高くします。
反対に「F」が表示されるなら、ペグを内側に回して音を低くします。

「E」が表示されたら、チューナーのメーターが真ん中でぴったり止まるように微調整します。
「♭」にふれていたら音が低い、「♯」にふれていたら音が高いという意味です。

「E」の音でメーターが真ん中で止まったら、6弦のチューニング完了です。

同じ手順で5弦(A)、4弦(D)、3弦(G)・・・と合わせていきましょう。

全部の音が合ったらチューニング完了です。

他の弦を調節していると、最初に合わせた6弦や5弦の音がずれてしまうことがあるので、1弦や2弦を調節し終わったら一度6弦や5弦の音を確認してみると良いです。

最初は時間がかかってしまうかもしれませんが、慣れてくると素早くできるようになるので、根気よくやりましょう。

tab譜とは?ギターの譜面の読み方

ギターでは、tab譜という譜面がよく使われます。

ピアノなどで使う五線譜よりもわかりやすく簡単なので、読み方を覚えておくと上達が早いです。

tab譜には、6本の横線が引かれていて、一番下の線が6弦、下から2番目が5弦というように、それぞれの線がギターの弦に対応しています。

線の上に書かれている数字は、おさえるフレットを表しています。

例えば、このような譜面なら、

5弦の3フレットをおさえるという意味になります。

最初に覚えるコード

ギターでよく使われる譜面には、tab譜の他にコード譜というものがあります。
「コード」というのは、日本語でいうと和音のことで、2つ以上の音を重ねて鳴らすことを言います。

きれいに響くコードには、「C」とか「F」とか名前が付けられていて、それが並んでいるのがコード譜です。
なので、コード譜を読むためには、書かれている文字の意味するコードを覚えておく必要があります。

コードは色々なパターンがあり、なかにはおさえるのが難しいものもあります。
最初は簡単でよく使われるコードから練習していきましょう。

簡単に弾けてよく使うコードをtab譜と画像で表示しました。
ひとつひとつ鳴らして、きれいに鳴らせるように練習してみてください。

「Em(イーマイナー)」

「Am(エーマイナー)」

D(ディー)」

「G(ジー)」

最初はうまく弾けないと思いますが、繰り返し練習することでコツをつかんで、キレイに鳴らせるようになります。

それぞれのコードがきれいに鳴らせたら、4つのコードを続けて弾いてみてください。
なんとなく曲っぽくなりますよ。

初心者でも簡単に弾けるおすすめの曲

ある程度ギター弾き方がわかってきたら曲を弾いてみたくなると思います。

弾きたい曲がある人はその曲を練習するのも良いと思いますが、最初は簡単な曲を1曲形にしてみるのがおすすめです。

そこで、簡単に弾けてみんなが知っている楽曲を「弾き語りにおすすめの曲」「エレキギターにおすすめの曲」にわけていくつか紹介していこうと思います。

弾き語りにおすすめの曲

コードを順番通りに鳴らしながら、それに合わせて歌うだけでなんとなく弾き語りができます。

まずは、出てくるコードをそれぞれ練習して、次は曲を流しながら合わせて弾いてみて、最後に歌も合わせてみるというように段階的に練習するとやりやすいと思います。

Stand by Me

簡単な4コードを繰り返すだけで弾けます。

歌詞が英語なのが難点ですが、簡単にそれっぽく弾けるのでおすすめです。

マリーゴールド

初心者が最初にあたる壁「F」コードが出てきますが、比較的簡単に弾けます。

「F」は6弦を抜くと簡単に弾けるので、最初はそれで代用するのもおすすめです。

チェリー

「F」コードが出てきますが、この曲も比較的簡単に弾けます。

弾き語りできたらカッコいい曲なので、練習してみてください。

エレキギターにおすすめの曲

エレキギターを弾くなら、コードを弾くだけではなく、ピロピロとカッコいいフレーズを弾きたいですよね。

音源を流しながら合わせて演奏できるようになれば、バンドで合わせられるようになります。
まずはそこを目指しましょう。

Smoke on the Water

曲名は知らなくとも、誰もが絶対聞いたことがあるギターフレーズです。

簡単に弾けてかっこいいので、最初のフレーズだけでも弾けると楽しいです。

君はロックを聴かない

シンプルなフレーズが多く、初心者でもカッコよく弾けます。

コードをバラバラに弾くアルペジオというテクニックが出てきますが、初心者でも練習すればできようになるくらいの難易度です。

天体観測

学生バンドでもよく演奏される定番曲です。

簡単に弾けますが、要所要所に細かいテクニックがあるので、初心者の練習には最適です。

おすすめの教則本

ネット上の情報や動画だけでも、ギターを弾けるようになるかもしれませんが、始めたばかりでは、「なにから始めたらいいのか」「どのように練習したらいいのか」わからないことだらけだと思います。

そのような時に、初心者向けの教則本がとても役に立ちます。

教則本によってそれぞれ特徴があるので、自分の性格や弾きたい音楽にあったものを選びましょう

短期間で弾き語りができるようになりたい!

いきなり曲を弾いて自然に上達したい

できる DVDとCDでゼロからはじめる エレキギター超入門

DVDで今日から弾ける! かんたんアコースティック・ギター

基礎からしっかりとコツコツ練習したい

一生使えるギター基礎トレ本

アコースティックギターの教科書

ギタリスト養成講座

理論から理解を深めたい

ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論 600個のコードを導く7のルール

ギターで覚える音楽理論 確信を持ってプレイするために

弾きたい音楽ジャンルがある

これ一冊ですべてがわかる!! はじめてのロックギター入門

DVD&CDでよくわかる! はじめてのブルース・ギター

大きな譜面でジャズ・ギター体験! 目からウロコの楽ネタ大全 ステップ・アップ編 (CD付)

音楽教室

「ネットの情報や教則本だけで練習するのは苦手」
「独学だと弾き方があっているのかどうか不安」
「誰かに教えてもらいたい」

という人もいるかと思います。
そんな人は、音楽教室に通ってみるのもいいかもしれません。

音楽教室に通うことには、「正しい弾き方を身につけられる」「効率的な練習メニューで短期間で上達することができる」といったメリットがあります。

最近は、大人向けの音楽教室も充実しているので、社会人の方にもおすすめです。

無料体験レッスンをやっているところも多いので、一度体験してみてはいかがでしょうか。

おすすめの音楽教室

音楽教室に通うなら、自宅や職場からのアクセスが良いところがおすすめです。

なので、全国的に展開している教室や、オンラインの教室を紹介したいと思います。

シアーミュージックスクール

シアーミュージックは、全国87校舎でレッスンを展開するマンツーマンの音楽教室です。

所属している講師陣はプロとして活動しているアーティストも多く、採用率5%以下の狭き門をくぐり抜け、300時間以上の研修を受けています。
そのような講師陣から講師を指名したり、講師が自分に合わなかった場合に変えてもらったりすることができます。

レッスンはフリータイム制で、ウェブ上で好きな時間に予約を入れることができます。

生徒は校舎内にある練習スタジオを無料で使うことができるので、レッスン以外の時間に個人練習として利用できます。

シアーミュージックが企画しているライブや発表会に参加することもできるので、人前で演奏してみたいという人にもおすすめです。

ヤマハミュージックレッスン

ヤマハミュージックレッスンは、1954年から全国に展開している音楽教室です。
長年培ってきたノウハウによるオリジナルテキスト、カリキュラムが最大の魅力です。

また、レッスン専用に開発された伴奏音源や、ヤマハ講師資格取得試験に合格した優秀で信頼できる講師陣は、他の音楽教室に類を見ません。

個別レッスンとグループレッスンを選ぶことができるので、自分に合ったレッスンを受けることができます。

ヤマハが主催する発表会やイベントに参加することもできるので、目標を持って練習に取り組めます。

オンラインギター教室THE POCKET

THE POCKETは10年にわたって1500名以上の受講生を教えてきた実績のあるオンラインギター教室です。

時間や場所を選ばずに、いつでもどこでもレッスンが受けられるのが、オンライン教室の最大のメリットです。

レッスンの日程も都合に合わせて変更可能なので、急な用事や仕事にも対応できます。

また、通常の音楽教室に比べて料金が安いことも魅力の一つです。
低価格とは言っても、質が落ちるわけではありません。

マンツーマンの個人レッスンになるので、その人のレベルや上達のペースに合わせて教えてくれます。

講師陣もプロのアーティストとして活躍しているような実力のある人たちばかりですので、基礎から応用的な内容までしっかり学べます

まとめ

いかがだったでしょうか。

今までなんとなくギターを始めるのを躊躇していた人も、意外と簡単に始められるということがわかっていただけたと思います。

それではまたお会いしましょう!

Jazz2.0編集部の番場でした。

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