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初めてジャズを聴くときに読みたい「絶対的名盤3選」

アート・ブレイキーウィントン・ケリーキャノンボール・アダレイキース・ジャレットジミー・コブジミー・メリットジョン・コルトレーンスコット・ラファロビル・エヴァンスベニー・ゴルソンボビー・ティモンズポール・チェンバースポール・モチアンマイルス・デイビスリー・モーガンヴィレッジ・ヴァンガード

●はじめに

 

飲食店や理容店など、多くの場所でBGMとして活用されているように、ジャズを聴く機会は今日至る所にあるだろう

一方で、いざジャズを聞こうと思うとどれから聞いていけばいいのか分からず、「ジャズ 作業用BGM」とだけ検索して、悪い意味で適当に聴いてしまう人も多々いるのが現実だ。

 

そんな方々に対して、ジャズ界の誰もが認める、絶対的名盤を3つ紹介してみたい。

これらの音楽はサブスクリプションサービスや動画サイト等、様々なツールで容易に聴くことができるので、是非一度、聴いてみてほしい。

 

❶ Walts for Debby

 

日本で一番売れたアルバム!?

1961年6月25日の日曜、ビル・エヴァンス・トリオがニューヨークのジャズクラブ、ヴィレッジ・ヴァンガードにて、ライブレコーディングを行い、発売された名盤。

当時30歳のドラム、ポール・モチアンは後にキース・ジャレットと共演することになる。

だが、ベースのスコット・ラファロは、本ライブの11日後に交通事故によって、25歳という若さでこの世を去ってしまう。

そんな”至高”のトリオの頂点を刻んだ本アルバムは、日本で1番売れたジャズアルバムともされており、それに最もふさわしい作品となっている。

演奏メンバー

ピアノ:ビル・エヴァンス

ベース:スコット・ラファロ

ドラム:ポール・モチアン

 

 

❷ Moanin


冒頭のメロディを聴け!

ブルーノートから出版されたアート・ブレイキーの名作。

ノリノリで聴いてしまう心地よさに、思わずファンキー・ジャズと言われるほどだ。

1曲目のタイトルがそのままアルバムの名前として認知されているほど、冒頭のメロディーは大変印象的であり、一度聴くと耳から離れない、実にキャッチー音楽的特徴を持つ。

演奏メンバー

ドラム:アート・ブレイキー

テナーサックス:ベニー・ゴルソン

トランペット:リー・モーガン

ピアノ:ボビー・ティモンズ

ベース:ジミー・メリット

 

❸ Kind of Blue

 

世界で一番売れている!?

「ジャズという音楽は、どれも同じように聞こえる。」

ジャズを初めて聴く人が口を揃えていう言葉である。

 

ジャズをあまり聴いたことがない人に話を聞いてみると、

アルトサックスとテナーサックスの音の違いがわからない」

「アルバムを通して聴いても曲の違いがわからない」

といった疑問や悩みを打ち明ける。

 

また、BLUE GIANTのように、ジャズという音楽に対して、熱気溢れる演奏や白熱した即興演奏を期待する人が多い。

確かにジャズという音楽において、熱気溢れる演奏や白熱した即興演奏は大変魅力的であり、ジャズの醍醐味といっても過言ではないのだろう。

だが、そんな期待を良い意味で裏切ったのが、このKind of Blueだ。

まるで、筆に墨汁を染み込ませ、真っ白な紙一面に、その一瞬一瞬の心の有り様を書き下ろしていくように、マイルス・デイビスのトランペットの音がテープに吹き込まれている。

静寂でブルーでクールな雰囲気に包まれた音楽は、夜景を描くかのような景色を味わうことができる

1959年8月の発表から世界中で1000万枚を超えるセールスを記録し、今もなお売れ続ける、誰もが認める絶対的な名盤である。

演奏メンバー

トランペット:マイルス・デイヴィス

テナーサックス:ジョン・コルトレーン

アルトサックス:キャノンボール・アダレイ

ピアノ:ビル・エヴァンス

ピアノ:ウィントン・ケリー(2曲目のみ)

ベース:ポール・チェンバース

ドラム:ジミー・コブ

●最後に

巷では、数多くのジャズ入門書が出されているが、それらを手にとって、ジャズを聴くようになったというオーディエンスはなかなか現れないように思えるのが現状だ。

しかし、決して、ジャズ入門書が悪いとは思えない。むしろ、分かりやすく丁寧にジャズについて執筆されている。

というのも、多くの名盤を聴き倒した、ジャズ評論家ならではの聴き方が色濃く味わえ、敬意を表する他ないのだ。