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真空管アンプってなに?おすすめの真空管アンプも紹介!

pickup 真空管アンプ

楽器屋さんなどでオーディオを購入しようとしたり、あるいはギターアンプを使用したりするときに、よく耳にする”真空管アンプ”。

でも、真空管アンプという言葉は知っていても、その仕組みや他のアンプとの違いなど、詳しいことまで知らない方の方が多いのではないでしょうか。

というわけでこんにちは!

Jazz2.0編集部の濱田です。

濱田
濱田

私もこの間まで、真空管アンプの仕組みを知りませんでした。
でも真空管アンプを調べていくうちに、そのテクノロジーの凄さや真空管でしか聴くことができない音を知って、ますます興味を持つようになりました!

真空管アンプで音楽聴く音楽は、優しく包み込まれるような音色とマイルドで耳馴染みの良い真空管でしか聴くことのできない響きがあるんです。

今回は、そんな真空管アンプについて紹介します。

真空管アンプってなに?

そもそも真空管アンプとはなんでしょうか。

真空管アンプとは・・・、

ズバリ!

真空管を使用したアンプのことです!

真空管ってなんやねん。。。

・・・・、

ですよね。

というわけで真空管について紹介します!

真空管とは

真空管とは、電極が入ったほぼ真空状態の管のことです。

ものによっては、アンプの中に組み込まれていたり、むき出しになっていたりします。

写真の赤い部分が真空管です。

真空管アンプで使用される管の大半はガラスでできた管です。

拡大するとこんな感じ。

名古屋太郎 – 投稿者自身による作品 PENTAX K10D + smc PENTAX-A MACRO 1:2.8 100mm, CC0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=31186914による

電極とは、金属の板などでできた導体のことです。

フィラメントと呼ばれるような電子を放射する金属の板と、その動きを電圧でコントロールする金属の板が、封入されています。

わかりやすく言うと、電気が出るプラス電気が入るマイナスの金属板が、真空状態のガラス管の中に封入されているのが真空管です。

真空管とは

プラス(フィラメント)とマイナス(プレート)の金属板が入った真空の管のこと

真空管の仕組み

CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=56720

真空管は、電気信号をコントロールする役割を担います。

上の図は、真空管の中でも最もシンプルな仕組みである”二極真空管(二極管)です。

真空中で電子を放出する電極(陰極、カソード、フィラメント)に電流を流すと温められ熱電子が放出されます。

間に空気があるとうまく電子が陽極へ移ることができないため、中が真空となっています。

CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=56721

上の図は“三極真空管”(三極管)です。

二極管をもとにしてつくられた真空管で、プレート(陽極)とフィラメント(陰極)の間にグリッドと呼ばれるものがあるのが三極管です。

グリッドは、電子をコントロールすることができ、これにより電気信号を増幅または抑制することができます。

そしてグリッドがさらに増えた状態が四極真空管五極真空管といった多極管とも呼ばれるかたちで、増幅、整流、変調といったコントロールがさらに幅広くなります。

真空管の仕組み

真空状態で、金属に電流を流す → 温まる → 電子を放出 → コントロール

真空管の歴史

1884年(明治17年)、エジソンが白熱電球の実験中に発見した「エジソン効果」をもとに、1904年(明治37年)に、右手の法則(下図)などで有名なフレミングが発明しました。

Fleming's Right Hand Rule.png
GFDL, https://ja.wikipedia.org/w/index.php?curid=601184

フレミングが発明した真空管は、二極真空管と真空管の中でも一番シンプルな構造のもので、その後1906年にリー・ド・フォレスト三極真空管を発明しています。

最初の真空管は、無線の検波が目的でした。

というのも、当時無線通信を成功させるためには、プラスの波だけ取り出して元の形に戻す必要がありました。

しかし、エジソン効果を知ったフレミングが二極真空管を発明したことで、高周波から音声情報を取り出して電気信号に変えるために、不可欠だった整流技術が、真空管を用いることによって、無線で送られてきたモールス信号の鮮明な受信に成功したのです。

2年後には、さらに改良された三極真空管をリー・ド・フォレストが発明したことで、ラジオやオーディオ等に広く使われていきました。
(下画像:昭和37年発売 松下電器産業 真空管ラジオ Amazonより)

その後1960年代まで、真空管は多くの人々に広く使われてきましたが、トランジスタ(電子回路において、信号を増幅またはスイッチングすることができる半導体素子)の普及により、真空管は姿を消し始めました。

しかし、ある時から音の性格の良さとして真空管が再び注目されるようになります。

それまで、実用的な用途として存在していた真空管は、徐々に趣味として音のキャラクターを求める動きへと変わっていきます。

こうして現在に至っても、音楽の世界では真空管が愛されています

真空管の歴史

昔は実用的な用途として普及していたが、現在は趣味の世界で愛されている。

真空管アンプの特徴

どんな音?

By Christopher Schirner, CC BY-SA 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=53326983

真空管アンプの特徴は、なによりもその音のキャラクターにあります。

柔らかくて優しく包み込まれるような音が特徴的です。

というのも、真空管は「倍音」という整数倍の周波数による振動成分が豊かに放出されるからです。

楽器や動物の鳴き声、サイレンなど、あらゆる音には「倍音」が含まれています。

それらの音の持つ基本の周波数と、2倍、3倍と整数倍の周波数があり、それらの振動によって生まれるのが倍音です。

この倍音によって、トランペットはトランペットの音、ピアノはピアノの音と認識できるのです。

「倍音」は「高周波歪み」と呼ばれたりします。
基本周波数の偶数倍の周波数は「偶数次高調波歪み」、奇数は「奇数次高調波歪み」で、人間にとって「奇数次高調波歪み」は不快に感じ「偶数次高調波歪み」は心地良く感じると言う特性があります。

そして、真空管アンプが信号を増幅する時は、「奇数次高調波歪み」が消され、「偶数次高調波歪み」が強調されます。

だからこそ、真空管アンプから流れる音は心地良い音に聴こえる、ということなのです。

どんな音?

柔らかくて優しく包み込まれるような音で、人間が心地よく感じる倍音成分が豊富

トランジスタとの違い

下Youtubeは、真空管と電子機器の比較動画です。
英語で真空管は「vacuum tube」とか「tube」と呼ばれます。
「Solid State」はトランジスタという意味です。

Solid State Vs Tube Sound (Z Review Demo Recording)

こちらもわかりやすい比較動画です。

真空管アンプとトランジスタアンプの音質比較【JAZZ & BLUES編 No.002】

古くのオーディオは全て真空管アンプでしたが、挙動の安定性や消費電力の少なさから、現在ではほとんどがトランジスタに置き換えられました。

しかしトランジスタの音は、広範囲の音域や多くの情報量をカバーしていることから、「奇数次高調波歪み」とよばれる人間が不快に感じる音の成分も網羅しているため、真空管と比較すると、耳に比較的冷たい印象を抱きやすいです。

そのため、オーディオマニアからは真空管は絶大なる信頼を勝ち取っており、真空管は現代もなお愛されています。

トランジスタとの違い

真空管が暖かく優しい音に対してトランジスタは比較的冷たい音

おすすめの真空管アンプはこれ

FX-AUDIO- TUBE-01J

¥5,420

家電批評誌 2018年 クラスDアンプ部門 ベストバイ製品を受賞した、ノースフラットジャパンの真空管式プリアンプ。
現在Amazonのプリアンプ部門で人気一位で、初回販売100台は2分で完売。
その人気の理由の秘訣は、ハイコスパで高音質なモデルと、機器としての信頼性にあります。

ELEGIANT Bluetooth真空管プリメインアンプ

¥6,880

Bluetoothが搭載されており、スマホなどからワイヤレスで再生できる真空管パワーアンプ。
100wの大出力で高い音質を実現した真空管アンプで、コンパクトで持ち運びもできる上に30日間の返金対応と90日間の保証がついているので、手厚いサポートも魅力。
Amazonではベストセラーに輝いている商品。

AIYIMA TUBE-T2

¥6,416 

Bluetooth5.0に対応しているプリアンプで、コンパクトであるがゆえに置き場所にも困らないハイコスパの真空管アンプ。
オリジナル6J1チューブを使用しており、基板レイアウトは妥当で、美しく、そして電流は小さめ。

T-88a

147,700円

10年以上愛され続けるロングセラーアンプに更なる改良を加え、重厚感あるフォルムと相まって新たな音楽再生の世界を実現した高級真空管アンプ。
半導体回路、音質を知り尽くしたエンジニアが真空管デバイスを採用し先進的な音楽性を求めて創り込んだ逸品。

まとめ

いかがだったでしょうか。

真空管アンプの魅力にますます引き立てられたのではなかと思います。

これを機に、真空管アンプだからこそ、味わうことのできる深くて温かいサウンドと重低音から徐々に包み込まれるような音楽体験をぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。

以上、Jazz2.0編集部の濱田でした!