今や現代ジャズシーンの中心ともなる勢いでシーンを率いるイスラエル出身ミュージシャン。
キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の世界三大宗教が共存するイスラエルという地で生まれた、唯一無二の世界観から繰り出されるシーンは、世界でかなり注目されている。
そんなイスラエル出身の重要ジャズピアニストを5人紹介したい。
ヤロン・ヘルマン
Yaron Herman
1981年生まれ。リモン音楽学校出身。バークリー中退。パリを拠点に活動をしている。中東音楽の文脈を取り入れつつ、ビョークやジェイムス・ブレイクの楽曲などに積極的に参加。
http://yaronherman.com/
オメル・クライン
Omer Klein
1982年生まれ。ニューイングランド音楽院出身。優美さと中東的エキゾチックな要素が特徴的なピアニスト。ダニーロ・ペレス、フレッド・ハーシュ各氏に師事。ニューヨークのシーンでの活躍。現在はドイツに拠点を移している。
https://omerklein.com/
オムリ・モール
Omri Mor
1983年生まれ。クラシック・ピアノからスタートし、ジャズを学び、オメル・アヴィタルやアヴィシャイ・コーエン各氏ともに若くから認めるピアニスト。アラブ・アンダルシアや、アルジェリア・シャアビといった音楽を探求しており、クロスオーバー・ミュージックでの活動が精力的。
http://omrimormusic.com/
シャイ・マエストロ
Shai Maestro
1987年生まれ。テルマ・イェリン在学中にアメリカ・イスラエル文化基金の奨学金を得て渡米、バークリーの奨学金も得るが辞退。ベースのアヴィシャイ・コーエンのトリオに加入したことでブレイクし、2010年から自身のトリオで活動を始める。新作『The Dream Thief』では、イスラエルジャズシーンに新たな境地を開いた。
https://www.shaimaestro.com/
ニタイ・ハーシュコヴィッツ
Nitai Hershkovits
1988年生まれ。アミット・ゴランのプライヴェート・レッスンを受け、アメリカ・イスラエル文化基金の奨学金を得て渡米。2012年にアヴィシャイ・コーエンのトリオに加入し、ピアニストとして評価を決定的なものとする一方、旧友であるリジョイサーらイスラエルの新たな流れにも積極的に関わっている。
https://www.nitaihmusic.com/