ホリエモン万博2019「ジャズフェス #ジャズなう」 レポート

 

初日は東京タワー会場と六本木サテンドールの2店舗にて開催

初日目玉となったミュージシャンは、松原慎之介カルテットだろう。

 

メンバーは、ピアノは日本のジャズシーンの重要人物となりつつある菊池太光氏、ドラムは圧倒されるビートの中に冷静さを伏せ持つ柵木雄斗氏、ベースは脅威的かつ潜在的な実力を持つ超若手17歳の冨樫誠、そしてリーダーであり誰もがその実力を認めるサックス奏者 松原慎之介である。

 

サテンドール会場で彼らがこの日一番の盛り上がりを見せたのは、超高速で演奏された「チェロキー」だ。

4人が楽器で対話をするかのように演奏がはじまり、アルトサックスソロと同時に高速ビートに変わる。

 

その瞬間、会場はオーディエンスの黄色い歓声と熱風に包まれたのだった。

 

そのほかにも鈴木哲カルテットでは、鈴木哲氏のテナーサックスの熱いブロウがオーディエンスの耳に響き渡ったり、鈴木雄太郎カルテットでは、テナーサックス奏者の岡勇希氏との2管で、ピアノの布施音人氏のエモーショナルかつ知性豊かな楽曲を魅せたり、私自身の濱田真秀クインテットではThe RH factorの特集を行うなど、書き出すとキリがないほど、見どころで溢れかえった。

 

 

東京タワー会場では、話題のAbsolute Dearsが出演。

野外ステージで演奏されたキャッチーなメロディーとその分厚い音圧は六本木はじめ港区が彼らの音楽で包まれた。

 

同会場ではグルメフェスも行われており、ジャズとの相性が抜群であったのかお客様も満面の笑みを零す。

 

その他、濱田真秀クインテット、円人図も出演。
その演奏は、文字通り「#ジャズなう」によってSNSをジャックする勢いであった。

また、東京タワー会場でMCを務めた白木愛奈氏の今後にも注目したい。

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