Musician

ブラッド・メルドーの魅力

グラミー賞ブラッド・メルドー

(画像:jazzcityturku引用)

「ハービー・ハンコック以来のもっとも重要なピアニスト」とパット・メセニーに絶賛され、注目を集め続ける現代最高峰のジャズ・ピアニスト、ブラッド・メルドー。

ビートルズを始め、オアシスやニルヴァーナ、レディオヘッド、オアシスなどの楽曲カバーしたり、映画のサントラ、バッハをテーマに対位法に挑んだ「アフター・バッハ」といった作品を発表したりと、ジャズという音楽の潜在的な可能性を広げてきた。

その上、自らのトリオ作を“アート・オブ・ザ・トリオ”と称し、ジャズ、クラシックといった枠組みを超え、常に芸術性を追求し続けてきた。

だからこそ、感傷的になりゴミのような感情が湧き上がったときに、ブラッド・メルドーを聴くと、その芸術性が体に染み渡る。

まるで、窓ガラスに映るポツポツと降る雨の都会の風景が広がるメルドーのピアノの音には、1つ1つの雨粒にそれぞれ冷たさと暖かさを感じるように、音の強弱がはっきりわかるのだ。

そんなブラッド・メルドーのおすすめのアルバムはこちらだ。

 

BLUES & BALLADS

 

 

英ガーティアン紙が「メルドーは、よく知られている楽曲を、まったく予想もにしない未知の領域へと誘う天才である…ここにある楽曲はいずれも古典的なジャズ・メソッドに則ったオールド・ナンバーだが、それらを、才気が煌めき出た解釈によって今現在のものとして表現されている」と絶賛された極上のアルバム。

メンバーは、ベース、ラリー・グレナディア、ドラムはジェフ・バラード。

 

 

Seymour Reads the Constitution!

 

 

2019年グラミー賞の「最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・アルバム賞」にノミネート、さらに、本アルバム4曲目の「De-Dah」「最優秀インプロバイズ・ジャズ・ソロ」にノミネートされるといった快挙を成し遂げた、ブラッド・メルドー・トリオの最新作。

「BLUES & BALLADS」と同じメンバーで繰り広げられる演奏は、日進月歩進化し続けているのが自明に理解できるアルバムでもある。

 

(文:濱田真秀)