【紹介・解説】エラ・フィッツジェラルドってどんな人?名曲・アルバムも紹介!

ジャズ・シンガーの歴史を語る上で、必ず外せない重要なミュージシャンがいます。

それは、エラ・フィッツジェラルドです。

エラ・フィッツジェラルドは、20世紀の女性トップジャズ・シンガーとして歴史的に非常に大きな功績を残したシンガーの1人です。
しかし現在では、レコード屋さんなどで飾られているほどで、若い世代ではなかなか知られていないミュージシャンのではないかと思います。

というわけでこんにちは。

Jazz2.0編集部の濱田です。

濱田
エラ・フィッツジェラルドの歌唱力は、伝説のハリウッド女優、マリリン・モンローをも魅了した美声で、当時としては桁違いの実力を誇っていました。

今回は、そのエラ・フィッツジェラルドについて紹介します。

それでは参りましょう!

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プロフィール

エラ・フィッツジェラルドは1917年4月25日、ヴァージニア州ニューポート・ニューズに生まれました。

複雑な家庭環境で育ったエラは、中学生のときには両親を失い、学業どころではなく、売春宿やマフィアの下働きをします。そんなエラは、警察による補導や少年院送りを繰り返しながら、ホームレス生活を余儀なくされるなど若くして人生崩壊の危機を迎えていました

そんな危機を救ったのは、1934年11月21日、黒人芸能の殿堂アポロ・シアターで行なわれていたアマチュア芸能コンテストでした。

アポロ・シアター

当時17歳のエラはそのコンテストにダンサーとして出場しようとしたところ、自分の前に出演した地元のダンス・デュオの演技に圧倒され、彼女は歌で勝負することに急遽変更し、賞金の25ドルを獲得。

さらに、エラ・フィッツジェラルドは、アポロ・シアターのコンテスト後、ハーレム・オペラ・ハウスで行なわれたオーディションでも優勝し、タイニー・ブラッドショウ楽団で歌手デビュー、チック・ウェッブ楽団で歌手デビューなど、その持ち前の才能が開花しました。

当時、チック・ウェッブ楽団と作ったレコード『ア・ティスケット・ア・タスケット』は、17週間にわたりチャートトップを記録し、アルバムは100万枚のセールスをあげるなど、大ヒットを記録したことで、彼女の名前は一気に広く知られるようになります。

その後、エラはソロ活動がスタート。

エラは、世界的な音楽雑誌であるダウンビート誌にて、1952年から1971年まで、ジャズ批評家が選ぶ女性ジャズ・ヴォーカル部門の第1位に選ばれ続け、数々の名盤と呼ばれる作品を作り続けました。

さらに、グラミー賞を13回受賞したり、1992年には当時のブッシュ大統領から大統領自由勲章を受章したりと、その活躍はジャズの歴史の中でも深く刻まれています。

ちなみに、大統領自由勲章は、ジャズ界でデューク・エリントン、カウント・ベイシー、フランク・シナトラらに続く快挙でした。

おすすめアルバム5選

ELLA AND LOUIS

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Wax Time
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エラ・フィッツジェラルドはサッチモことルイ・アームストロングとの二人三脚で、「エラ・アンド・ルイス」のほかに「エラ・アンド・ルイス・アゲイン」「チーク・トゥ・チーク」といった数多くの名作を残しています。

中でも、2人のアルバム第一作が「エラ・アンド・ルイス」で、1956年11月に発売されたのちベストセラーとなり、

エラの歌とサッチモのトランペットの相性の高さは、ファンの心を掴みました。

“Mack the knife” Ella in Berlin

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Verve
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1960年に発表された『エラ・イン・ベルリン』。

タイトル通りドイツのベルリンで行われたライブの模様が収められたアルバムです。

代表曲でもある「マック・ザ・ナイフ」は、現在でもジャズのスタンダードナンバーとして受け継がれています。

この作品は、1960年にグラミー賞を受賞しますが、約40年後のナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンスへの殿堂入りを機に、グラミー賞の殿堂入りを果たしています。

SOMEONE TO WATCH OVER ME 

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エラ生誕100周年を記念した作品となっています。

現代テクノロジーによって、エラが残した数々の名唱をリマスタリングし、ロンドン交響楽団があらたに編曲した演奏とオーヴァー・ダビングしたアルバムです。

Song in a Mellow Mood

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エラのボーカルとエリス・ラーキンのピアノのみというシンプルなサウンドだからこそ、エラの歌声を存分に楽しむことができる名盤です。

まだ34歳だったエラのジャズ・ヴォーカルの女王として絶頂期の実力を聴くことができます。

At the Opera House

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1957年9月29日、シカゴのオペラハウスにて、オスカーピーターソントリオをバックに行なわれたエラの黄金期の貴重なライブ録音です。

「ストンピン・アット・ザ・サヴォイ」だけは、ロイ・エルドリッジ、J・J・ジョンソン、レスター・ヤング、イリノイ・ジャケー、コールマン・ホーキンス、フリップ・フィリップス、スタン・ゲッツ、ソニー・スティットも参加して収録されています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

エラ・フィッツジェラルドは、晩年には糖尿病と闘い、1996年に79歳で亡くなってしまいます。
しかし、今でもエラの人気は健在で、残してきた数多くの名盤は今もなおファンを虜にしています。

この記事を通して、エラ・フィッツジェラルドの魅力が少しでも伝わったら嬉しいです。

それではまたお会いしましょう。
Jazz2.0編集部の濱田でした。

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