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【紹介・解説】デューク・エリントンってどんな人?

Duke Ellington デューク・エリントン ミュージシャン 紹介解説

こんにちは。

Jazz2.0編集部です。

今回はデューク・エリントンについて、紹介していきたいと思います。

生い立ち〜キャリア

デューク・エリントンは、1899年、アメリカ合衆国のワシントンD.C.にて生まれます。

父親は、著名な医師ミドルトン・カスバートの執事であり裕福な家庭で育ちます。

本名は、エドワード・ケネディ・エリントンで、「デューク」という名称は、親友エドガー・マッケントリーによって付けられたあだ名です。

そして1906年、デューク・エリントンが7歳の頃、地元のピアノ教室で初レッスンを受けます。

この頃は、まだ野球の方が好きだったようで、ピアノのレッスンは苦痛だったようです。

しかし、生のピアノ演奏を聴くに連れて、次第にピアノに興味を持ち始めます。

デューク・エリントンは、1914年ワシントンのアームストロング・ハイスクールに進みますが、在学中は絵を描くことが好きになり、絵画に夢中になっていたそうです。

しかし、校内のパーティでピアニストとして活躍したりと音楽にも没頭し、結局、学校を中退して音楽の世界に入ることになります。

そんな同じ時期に音楽教師から作曲理論を学びます。

当時、「私の音楽に対する勉強は、GフラットとFシャープの違いを学んだことからはじまった」という言葉は有名です。

そして1917年、エリントンは「ザ・デューク・セレネーダーズ」というバンドを結成し、エリントンのキャリアがスタートします。
(同じ年、エリントンは結婚しています。)

徐々に人数が増えていった「ザ・デューク・セレネーダーズ」は、1921年にボルチモアからやってきたバンジョー、ギター奏者の”エルマー・スノウデン”が加わり、彼が実質的なバンドリーダーとなったため、バンド名が「ザ・ワシントニアンズ」に変更されます。

このメンバーで同年に、ニューヨークに初めて上京をしますが、しばらくして仕事と資金が尽きたためワシントンに戻り、音楽活動を展開していくこととなります。そして、バンドリーダーがエリントンに変わり、徐々に仕事も増えていきます。

しかし1923年、再びニューヨークを目指して上京し、ニューヨークハーレム地区の「バロン・ウィルキンズ・エクスクルーシブ・クラブ」にて音楽活動を展開していきます。

そして、「ハリウッド・カフェ」や「WHN」というラジオ局での放送など演奏の仕事が増え、エリントンの作曲した音楽が売れ始めます。

そしてバンドは拡大していき、1927年に伝説的なナイト・スポット、ニューヨークハーレム地区にある「コットンクラブ」と契約を結び、専属バンドとして演奏活動を展開していきます。

Cotton Club : コットン・クラブ – Tee Makes

経歴

デューク・エリントンのバンドは、徐々に人数が増えていったこともあり、大編成の演奏スタイルで活動を展開していき、こうした演奏スタイルは、ビッグバンドまたはオーケストラと呼ばれていました。

中でも、彼の片腕としてアレンジや作曲に才能を発揮したビリー・ストレイホーン、ジョニー・ホッジス、バーニー・ビガード、クーティ・ウィリアムスなどといったバンドの顔ともなるミュージシャン達は、デューク・エリントンの功績に大きな影響を与えました。

Duke Ellington Orchestra | Duke ellington, Jazz artists, Jazz ...

そんなデューク・エリントンは、1930年代からアメリカ国内でツアー活動を開始し、その後第二次世界大戦にかけて、作曲した楽曲が大ヒットを記録するようになり、「Take The ‘A’ Train(邦題:A列車で行こう)」「It Don’t Mean a Thing(邦題:スイングしなけりゃ意味ないね)」など、今もなおジャズの代表曲として君臨する楽曲を作りました。

デューク・エリントンが残してきた業績は、他の巨匠アーティストにも大きな影響を与えていて、マイルス・デイビスやクインシー・ジョーンズ、スティーヴィー・ワンダー、その他多くが「エリントンみたいになりたくて音楽を始めた」と言われています。

こうした業績は、ジャズというジャンルの垣根を超えて20世紀を代表する音楽家、作曲家として今日も多くのファンに愛されています。

2009年には、エリントンとピアノが描かれた25セント記念硬貨が発行され、史上初めてアフリカ系アメリカ人が硬貨に描かれました。

まとめ

・映画『或る殺人』の音楽でグラミー賞3部門をはじめ、合計9回グラミー賞

・リチャード・ニクソン大統領よりアメリカ自由勲章を受章

・1973年フランス政府からレジオンドヌール勲章を受章

おすすめ名曲5選

デューク・エリントンは、生涯3000曲以上を作曲し、多くの録音やステージをこなしました。

そして、エリントンはピアノ音で合図を送ったり手でジェスチャーをしたりとピアノから指揮することでオーケストラをリードしました。

一説には、エリントンのアルバムは1000枚以上あるとも言われています。

その中でも5曲の名曲を紹介したいと思います。

Take The ‘A’ Train(A列車で行こう)

Duke Ellington, "Take the A Train"

It don’t mean a thing(スイングしなけりゃ意味ないね)

Duke Ellington – It don't mean a thing (1943)

Caravan

Duke Ellington, Caravan, Juan Tizol 1952

Satin Doll

Duke Ellington – Satin Doll (1962) [official video]

In A Mellow Tone

"In A Mellow Tone" by Duke Ellington & His Orchestra ( the Blanton-Webster Band)

まとめ

いかがだったでしょうか。

ジャズには「名曲なくして名演あり」という言葉がありますが、個人的にはデュークエリントンだけは例外で、ジャズの名曲を数多くてがけた人物だと思っています。

是非、これからジャズを聴く方にはおすすめのアーティストですので、参考にしてみてはいかがでしょうか。