「おすすめのジャズピアニストが知りたい」
ジャズピアノを聴いたり弾いたりしていく中で、いろんなピアニストの名前を目にしませんか?
というわけでこんにちは。
Jazz2.0編集部の濱田です。
これからジャズピアニストを見つけたいあなたは、きっと素晴らしいジャズピアニストを見つけることができるはずです。
それでは参りましょう。
ビル・エヴァンス
1929年8月16日アメリカ東岸にあるニュージャージー州生まれ。
印象主義クラシックに影響を受けた感傷的で美しい音は唯一無二。
ビルエヴァンスの曲やアレンジは人気が高く、ジャズ史上最高の人気を誇り、ジャズの歴史の中でも非常に重要なプレイヤーとして、今日もなお多くのジャズファンに愛されています。
セロニアス・モンク
1917年10月10日ノースキャロライナ州ロッキーマウント生まれ。
ユニークな演奏スタイルで、生み出した数々の名曲はどれも複雑で難解であるがゆえに孤高の存在となり、”バップの高僧”とも呼ばれている。
その強烈な個性は彼の死後に評価され、今ではジャズの巨匠のひとりとして数えられる。
バド・パウエル
1924年9月27日ニューヨーク生まれ。
1943年クーティ・ウィリアムスのバンドで活動を開始。
ジャズピアノにおけるビバップスタイルのパイオニアとしても知られており、クラシックを思わせるような完成された芸術性と、音からリズムを感じるような力強くキレのある演奏は、多くのジャズミュージシャンの憧れとなる存在であった。
チック・コリア
1941年6月12日米マサチューセッツ州チェルシー生まれ。
「Spain」をはじめとする数々の名曲を生み出した、ジャズフュージョンを代表するアーティスト。
スタン・ゲッツとマイルス・デイヴィスのバンドで演奏し、その後自身のリーダートリオではグラミー賞を獲得。
様々なアーティストとの共演やTV出演、クラシック演奏やレーベルの立ち上げなど、創造性と活動力に溢れたアーティスト。
ハービー・ハンコック
1940年4月12日シカゴ生まれ。
ジャズにエレクトリックの要素を取り入れ、ジャズファンク、ジャズフュージョンを広めた。
作曲家としては、スタンダード曲となるような名曲をいくつも生み出している。
幾度となくグラミー賞を受賞しており、東京JAZZのプロデューサーでもある。
オスカー・ピーターソン
1925年8月15日生まれ。
スウィング時代からモダン時代にかけてジャズ界の中でも「鍵盤の皇帝」という異名があるほど超絶技巧を誇り、ダイナミックでハッピーな演奏スタイルを確立。
代表曲である「酒とバラの日々」は今もなおジャズシーンの中で愛され続けている。
マッコイ・タイナー
1938年12月11日生まれ。
ジョン・コルトレーンのレギュラー・カルテットでの活動や、リーダーカルテットでの活動が有名。
特に、コルトレーンの黄金時代を支え続け、『A Love Supreme』、『My Favorite Things』などをはじめとする数々の名盤に参加。
ジャズミュージシャン最高の名誉であるNational Endowment for the Arts Jazz Masterにも選出されている。
ホレス・シルバー
1928年9月2日生まれ。
ファンキーなプレイスタイルと独特なサウンドでハード・バップのジャンルを開拓。
ゴスペルやブルース、アフリカ音楽、ラテン音楽などといった幅広いブラックミュージックの音楽スタイルの影響を受け、独自のサウンドを展開。
「Nica’s Dream」や「Song for My Father」など、様々な名曲の作曲者で、今もなおジャズスタンダードナンバーとして愛されている。
アート・テイタム
1909年10月13日生まれ。
1920年代半ばから死没する1950年代中頃にかけて活躍。
先天的な白内障のため、片目は全盲で、もう片方もほとんど視力がない状態であった。それにも関わらず、初期のジャズシーンの中でジャズピアノの可能性を顕著に広げ、多くのジャズの巨匠から尊敬されているミュージシャン。
レッド・ガーランド
1923年5月13日生まれ。
ウェルター級プロボクサーとして活躍した経歴を持つ歴史的なジャズミュージシャン。
チャーリー・パーカーやレスター・ヤング、マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーンなどのバンドで活躍し、ブロック・コードを活かしたガーランド節と呼ばれるスタイルで人気を博した。
エロル・ガーナー
1921年6月15日生まれ。
楽譜が全く読めなかったことは有名な逸話で、左利きのジャズピアニスト。
独学で自由で豊かな表現力、左利きによる強烈なリズム感など、他のピアニストにみられない独特なスタイルが魅力。
兄のリントン・ガーナーもジャジピアニストとして活躍。
代表曲の「Misty」はジャズスタンダードナンバーとして多くのジャズミュージシャンによってカヴァーされた。
セシル・テイラー
1929年3月25日生まれ。
クラシック音楽にも精通しており、フリー・ジャズの先駆者として活躍。
独特な演奏スタイルは「88個の異なる音階に調整されたドラムズ」と表現されるほど、旺盛なグルーヴ感が特徴的で、複雑かつ生命力の高い表現スタイルが魅力。
数々の賞も受賞しており、日本では、2013年に科学や芸術の発展に寄与した人物に贈られる「京都賞」、米ダウンビート誌の「国際ジャズ名声の殿堂」、“最も栄誉あるジャズ音楽賞”として知られる「NEA Jazz Master」などが挙げられる。
デューク・エリントン
1899年4月29日生まれ。
20世紀最大のポピュラー音楽のカリスマ。
マイルス・デイヴィスやデューク・エリントンなど、数々の巨匠に多大な影響を与えただけでなく、ジャズ界の名曲の多くがエリントンが作曲した楽曲。
今日のジャズシーンの中でも最も影響を与えたアーティストの1人である。
アーマッド・ジャマル
1930年7月2日生まれ。
イスラーム教に改宗する前の名前は、フリッツ・ラッセル・ジョーンズ。
58年に録音した『バット・ノット・フォー・ミー』が話題となり、以降も多くの名演を残すなど、ジャズの発展における重要なミュージシャン。
マイルス・デイヴィスに影響を与え、『アマッド・ブルース』という曲を進呈されるほど尊敬されていた。
聴けば聴くほど、味わい深いサウンドとなっている。
ウィントン・ケリー
1931年12月2日生まれ。
ディジー・ガレスピーやマイルス・デイヴィスなどのバンドで活躍後、リーダートリオを結成し、そのサウンド、グルーヴ感、演奏スタイルは多くのジャズファンを魅了した。
代表作である『ケリー・ブルー』をはじめ、数多くのジャズの名盤に参加したりと今日のジャズシーンの大きな一翼を担っている。
デイヴ・ブルーベック
1920年12月6日米国カリフォルニア州コンコード生まれ。
4分の5拍子の曲など、変拍子ジャズのパイオニアとして広く知られており、なかでも「Take Five」は今日のジャズスタンダードナンバーとなっている名曲である。
現代音楽家のダリウス・ミヨーに師事した学究派。
キース・ジャレット
1945年5月8日生まれ。
ジャズというジャンルの垣根を超えた音楽スタイルが魅力。
ジャズ・メッセンジャーズ、チャールス・ロイド・カルテット、マイルス・デイヴィス・グループを経て、リーダーバンドにて活躍中。
ジャズ・ピアノの詩人とも呼ばれ、ストイックなスタンスでアコースティックサウンドを追求し続けている。
ハンク・ジョーンズ
1918年7月31日生まれ
『NEA Jazz Master』『アメリカ国民芸術勲章』受章。
弟はトランペット奏者のサド・ジョーンズ、末弟はドラマーのエルヴィン・ジョーンズ。
数えきれない共演者と演奏機会、参加楽曲などジャズの歴史を築いてきた重要なアーティスト。
ソニー・クラーク
1931年7月21日米国ペンシルヴァニア州ハーミニー生まれ。
『クール・ストラッティン』などの名盤を残す一方、同レーベルの多くのセッションにも起用され、ハード・バップとよばれるジャズの黄金時代を代表するピアニストとして絶大な人気を誇るピアニスト。
ブルーノートと契約し、ソニー・ロリンズやリー・モーガンなど巨匠と呼ばれる共演者と数多く共演。
ミシェル・ペトルチアーニ
1962年12月28日フランス生まれ。
先天性骨疾患という障害を抱え、1メートルほどしかない身長でも、障害を克服。
ダイナミックなサウンドを確立し、世界中に感動を与え、フランス最高のジャズピアニストと呼ばれている。
カウント・ベイシー
1904年8月21日米国ニュージャージー州レッドバンク生まれ。
ベニー・モーテンのバンドを引継ぎ、ビッグバンドまたはオーケストラとして、バンドを約半世紀率いた伝説的プレイヤー。
レスター・ヤングをはじめ、数多くのスタープレイヤーを輩出しただけでなく、ビッグバンドの数多くの名曲をも生み出した。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ジャズピアニストといっても本当にいろんな人がいることがわかったかと思います。
この記事を通して、お気に入りのジャズピアニストが見つかったら嬉しいです。
もしまだ見つかってないという方は他の記事も覗いてみてください。