【紹介・解説】ジョン・コルトレーンってどんな人?おすすめアルバムも紹介
By Hugo van Gelderen (Anefo) - This file has been extracted from another file: John Coltrane 1963.jpg, CC0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=84150044

「ジョン・コルトレーンってなんで人気なの?」
「ジョン・コルトレーンのおすすめアルバムを知りたい」

ジャズを聴こうと思って調べると、きっとジョン・コルトレーンという名前に出会うはずです。
そして、ジャズ入門としてもジョン・コルトレーンはよく紹介されます。

というわけでこんにちは。
Jazz2.0編集部の濱田です。

濱田
サックス奏者、ジョン・コルトレーン(John Coltrane)は、ジャズ界に最も影響を与えたサックス奏者の1人として現在も愛され続けています。

今回は、そんなジョン・コルトレーンについて紹介します。

それでは参りましょう!

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プロフィール

ジョン・コルトレーンは1926年9月23日、ノースカロライナ州ハムレットで生まれたコルトレーンは、キリスト教徒である両親のもとで育ち、教会でアルトサックスとクラリネットを覚えました。

コルトレーンが18歳のとき、チャーリー・パーカーの生演奏を初めてみて、即興性を重視したビバップというジャズの音楽を知り衝撃を受け、ジャズミュージシャンになることを決心したそうです。

第二次世界大戦後、アール・ボスティックやジョニー・ホッジス、ソニー・ロリンズといったサックスの名手たちのもとで腕を磨きました。

その後、当時はまだ無名だったコルトレーンでしたが、ジャズの帝王、マイルス・デイヴィスからの招待によってマイルスバンドに参加し、その才能が開花します。

その時の演奏がこちら

マイルス・デイヴィスの名盤にも度々参加し、コルトレーンは一気に有名になります。

その後、伝説的なピアニスト、セロニアス・モンクのグループに参加したり、再びマイルスのバンドに加入したりと、バンドを転々としますが、1960年には自己のリーダーバンドを結成し、数々の名盤、名演を残していきます。

特にコルトレーン・チェンジズと呼ばれる、コルトレーンが開発したコード進行によって繰り出されるスピリチュアルで即興性の高いサウンドは多くのファンを獲得していきます。

こうしてジョン・コルトレーンのテナーサックスとソプラノサックスのサウンドはジャズに革命をもたらし、世界のジャズ界に大きな影響を与えました。

日本でも多くのファンを獲得し、来日公演を行った際には非常に話題となりました。

晩年は、フリー・ジャズと呼ばれる音楽を演奏しており、演奏時間は長く、30分から1時間を超えることもしばしばありました。

しかし、1967年7月17日、ジョン・コルトレーンは、ロングアイランドのハンティントン病院で、40歳のときに肝臓癌で亡くなりました。

ジョン・コルトレーンのおすすめ名盤5選

My Favorite Things

ジョン・コルトレーンは、ジャズの世界に、ソプラノサックスを取り入れたことでも知られていますが、この『My Favorite Things』で、それを体現しています。

1960年10月21日、22日、26日にかけて行われた大がかりなレコーディング・セッションにて本作品が生まれました。

ちなみに同じ日に収録された音源の一部は『コルトレーンズ・サウンド(夜は千の顔を持つ)』(1964年にリリースされた)などにも収録されています。

一曲目に収録されている「マイ・フェイヴァリット・シングス」は、コルトレーンのコンサートの定番曲となっています。

このアルバムは、ジャズ初心者の方が最初に聴く名盤としておすすめする人が多く、親しみやすい曲が多く収録されています。

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Giant Steps

『Giant Steps』は、1960年にアトランティック・レコードから発表された名盤です。

「ネイマ」のみ1959年12月2日のレコーディングで、その他は1959年4月1日、マイルス・デイヴィスの『カインド・オブ・ブルー』の参加前後でレコーディングします。

当時、コルトレーンの演奏は、音楽評論家のアイラ・ギトラーから「シーツ・オブ・サウンズ」と呼ばれ”音を敷き詰める”ように音数が多く、目まぐるしい速度でアドリブソロが展開されます。

このシーツ・オブ・サウンズは、1曲目の『ジャイアント・ステップス』、3曲目の『カウントダウン』で楽しむことができます。

また、マンネリ化したビバップの演奏スタイルを打ち破るべく、ジャズのコード進行の中でも最も難しい進行の1つ​​である「コルトレーン・チェンジズ」と呼ばれるコード進行を開発し、自分のスタイルを確立しました。

『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』に於いて、103位にランクインしています。

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A Love Supreme

1965年に録音されたのが名盤『A Love Supreme(邦題:至上の愛)』。

セールス的にも大ヒットを記録しただけでなく、ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500で47位にランクインしており、名盤としても名高い評判を得ています。

「聖者になりたい」と言葉を残したジョン・コルトレーンが手掛けたこの作品は、最高傑作と言われることも多く、コルトレーンの代表作としては欠かせない一作となっています。

また、アメリカを代表する科学、産業、技術、芸術を研究、展示しているスミソニアン博物館のコレクションにも選ばれていたり、アメリカ国立博物館では「アメリカ史の宝」として所蔵されているなど、ジャズ史の中でも最も価値ある作品の一つとなっています。

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Blue Train

1957年9月15日、31歳の誕生日の1週間前にて録音。

コルトレーンがリーダー・アルバムとして唯一ブルーノートから発売した傑作です。

コルトレーンはこのとき、老舗ジャズ・レーベルのプレステッジと契約していました。

しかし、それでもブルーノートから本作を出した理由は、ブルーノートの創設者、アルフレッド・ライオンが、コルトレーンと専属契約を考えていた矢先にコルトレーンがプレステッジと契約してしまったため、義理を果たすためにレコーディングが決行したそうです。

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Ballads

1962年にインパルス!レコードから発売された全曲レコードの作品です。

この作品は、「企画盤」と呼ばれており、会社やプロデューサーの指示に従って作ったアルバムですが、コルトレーン自身、バラードの演奏は好んでいて、この作品が生まれました。

ジャズファンからもコルトレーンのバラードの評判は非常に高いです。

ジャズの初心者におすすめの1枚としてたびたび紹介されるアルバムでもあり、コルトレーンの真っ直ぐかつ素直な音で演奏されるバラードは個人的にも非常に親しみやすく、非常に気持ちよく聴くことができます。

コルトレーンの作品としては異色作ですが、商業的にも成功し、日本ではコルトレーンのアルバムで一番売れているアルバムだと言われています。

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まとめ

いかがだったでしょうか。

コルトレーンは、40年と10カ月とあまりに早くになくなったため、その短期間でのキャリアに天才と呼ばれることも多く、今でもジャズの巨人として世界中のジャズファンに愛されています。

それではまたお会いしましょう!

Jazz2.0編集部の濱田でした。

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