「ジャズ喫茶に行ってみたい!」
「ジャズ喫茶ってルールとかあるの?」
「おすすめのジャズ喫茶は?」
ジャズ喫茶に一度も行ったことがないという人は、なんとなく少しハードルがあると思います。
この記事では、初めてジャズ喫茶に行くという人でも、不安を解消できるように丁寧に解説していこうと思います。
jazz2.0編集部の番場海史です。
ジャズ喫茶は、ジャズ好きが集まる秘密の場所のような空間です。
最高の音響で音楽を聴きながら、ゆったりとコーヒーを飲む時間は至福のひとときです。
今回は、「ジャズ喫茶とは」というところから「ジャズ喫茶の楽しみ方」「おすすめのジャズ喫茶」などを、わかりやすく紹介していきたいと思います。
ジャズ喫茶とは
ジャズを聞きながら飲食を楽しむ喫茶店。生演奏のできるスペースを備える店もある。
goo国語辞典より
ジャズ喫茶とは、ジャズのレコードを最高の音響で聴きながら、ゆっくりとコーヒーを飲める喫茶店です。
goo国語辞典の解説では、「生演奏のできるスペースを備える店もある。」とありますが、基本的にはレコード音源を流しているところが多いです。
ジャズを楽しむために用意された、最高に居心地の良い環境で音楽を楽しめるのがジャズ喫茶の一番の魅力です。
薄暗い店内に、大量のレコードと大きなスピーカーが暖かい照明に照らされて、レトロでノスタルジックな雰囲気。
”ジャズ好きが集まる秘密の場所”のような素敵な空間です。
ジャズ喫茶の楽しみかた
ジャズ喫茶というと、
「なんとなく敷居が高い」
「マスターや常連さんに怒られそう」
「ルールとか作法みたいなのがあるの?」
というように思われる人も多いようですが、実際はもっと気軽に楽しめる場所です。
とはいえ、ジャズ喫茶に行ったことがない人は少し不安もあると思うので、気になるであろうポイントを解説していきたいと思います。
入店の流れ
ジャズ喫茶と言っても、普通のカフェとなんら変わったことはありません。
扉を開けて店員さんに人数を伝えると、席に案内してくれると思います。
席に着いたら、メニューから飲み物をオーダーします。
あとは、自由に音楽を聴いたり、本を読んだり、ゆっくりとリラックスするだけです。
料金
ジャズ喫茶の料金は、特別高いということはありません。
コーヒーが500円〜700円程度、その他ケーキや軽食などを頼んでもせいぜい1500円〜2000円くらいが相場です。
もちろん、コーヒー1杯だけでも利用できます。
お店によっては、「テーブルチャージ」や「ミュージックチャージ」という名目で、席料がかかることがありますが、その場合はホームページやメニューに書いてあるか、入店時に説明があるかと思います。
基本的に飲食代(とチャージ)以外には、特に料金はかかりません。
ルールやマナー
ルールやマナーと言ってもそんなに厳しいものはありません。
ただ、ジャズ喫茶に訪れるお客さんは音楽を聴きに来ているので、迷惑がかからないように静かにしましょう。
「あまり大きな声で会話しない」「携帯電話をマナーモードにしておく」といった最低限のことさえ気をつけていれば問題ありません。
その他のお店のルールが書いてあったり、マスターに言われたりした場合は素直に従いましょう。
いずれにせよ、そんなに身構えることはありません。
ジャズ喫茶にいる人は、みんなジャズ好きですので、素直に音楽を楽しんでいれば誰も文句は言いません。
・「入店の流れ」や「料金」など、基本的には普通のカフェと一緒。リラックスして楽しもう。
・「あまり大きな声で会話しない」「携帯をマナーモードにしておく」といった、音楽を聴くための最低限のマナーを守ろう。
東京でおすすめのジャズ喫茶5選
1.【四谷】いーぐる
いーぐるは、1967年から続く老舗ジャズ喫茶です。
日本のジャズの歴史と伝統が詰まっており、開店から午後6時まではコーヒーを飲みながら静かにジャズを聴く時間、6時以降はお酒を飲みながらジャズについて語り合う時間となっています。
店内にはマスターの書いたジャズ関連書籍や雑誌などが取り揃えてあり、「ジャズの図書館」のようにして楽しむこともできます。
営業時間:月~木曜日 11:30~23:30
金曜日 11:30~23:40
土曜日 14:00~23:30
定休日 日曜日・祝祭日
2.【新宿】DUG
1961年にオープンしたDIGは、レコードやオーディオの品質にこだわり、ジャズを楽しむ最高の環境として当時の大人気店でした。
その魂を引き継いだお店が現在のDUGです。
劇作家や小説家、評論家、映画関係者などが訪れ、いろいろなカルチャーの中心地として栄えました。村上春樹の小説「ノルウェイの森」にもDUGの記述があります。
営業時間:月~土曜日 12:00~18:30(コーヒータイム)
18:30〜翌2:00(バータイム)
日曜日・祝日 12:00~18:30(コーヒータイム)
18:30〜23:30(バータイム)
定休日 年中無休
3.【白山】映画館
映画館は、知る人ぞ知るジャズ喫茶の名店です。
昭和の情緒を残したままの店内は、まるでタイムスリップしたかのような空間です。
ノスタルジックな雰囲気に包まれながら上質な音響でジャズが楽しめます。
営業時間:月〜土曜日 16:00~23:30
定休日 日曜日・祝日
4.【吉祥寺】音吉!MEG
2018年に改名して「音吉!MEG」に代替わりした吉祥寺のジャズ喫茶です。
アナログはさることながら、CD、ハイレゾ音源にもこだわり抜いた、アンティークさと新しさを兼ね備えたジャズ喫茶です。
昼間はジャズ喫茶として上質な音源を、夜はライブハウスとしてプロのジャズミュージシャンによる生演奏が楽しめます。
営業時間:火〜日曜日 13:00〜16:00(昼)
18:30~22:00(夜)
定休日 月曜日
5.【早稲田】JAZZ NUTTY
ジャズ好きのマスターが夫婦で営業しているアットホームなジャズ喫茶です。
マスターの人柄は明るく居心地が良い上に、本格的な音響で50〜80年代のリアルなジャズが楽しめます。
ジャズ喫茶に初めて行くという人にも安心しておすすめできる素敵なお店です。
営業時間:月曜日・水~金曜日 11:00~22:00
土・日曜日 11:00~18:00
定休日 火曜日
全国のジャズ喫茶一覧
北海道
北海道
・想苑(函館市)
・Bop(函館市)
・Bossa(札幌市)
・ジャマイカ(札幌市)
・AngelEyes(札幌市)
・Lampway(札幌市)
・ABERU(旭川市)
東北
岩手県
・BASIE(岩手県一関市)
宮城県
・Count(宮城県仙台市)
関東
東京都
・DUG(新宿)
・音吉!Meg(武蔵野市吉祥寺)
・いーぐる(四谷)
・JBS(渋谷)
・epulor(中目黒)
・ナルシス(新宿)
・コーナーポケット(飯田橋)
・Posy(下北沢)
・BIG BOY(神保町)
・アディロンダックカフェ(神保町)
・rompercicci(新井薬師)
・JAZZ UNION(原宿)
・Take Five(池袋)
・JAZZ NUTTY(早稲田)
・Jazz Spot Step!(神田)
・映画館(白山)
・Jazz Olympus!(小川町)
・ジャズカントリー(銀座)
・シーバード(青山)
・月光茶房(表参道)
・Jazz Inn Uncle Tom(三軒茶屋)
・KISSA BOSSA UMINEKO(祐天寺)
・COFFEE JAZZ GENIUS(中野新橋)
・直立猿人(蒲田)
・Bar Somethin’(浅草)
・クレシェンド(亀戸)
・おとふけ(門前仲町)
・JAZZ シャルマン(日暮里)
・No Room For Squares(下北沢)
・マサコ(下北沢)
神奈川県
中部・北陸
愛知県
・YURI(名古屋市)
・JAZZ茶房青猫(名古屋市)
・エムエムジャズ(名古屋市)
・ジャズ喫茶バリレラ(名古屋市)
新潟県
・ジャズ喫茶スワン(新潟市)
・ジャズフラッシュ(新潟市)
・Jazz&Coffee A7(新潟市)
・ジャズ喫茶BIRD(新発田市)
近畿
大阪府
・BUNJIN HALL(大阪市)
・Long Walk Coffee (大阪市)
・Sub(大阪市)
京都府
・jazz spot YAMATOYA(京都市)
・LUSH LIFE(京都市)
・Jazz Cafe Murra(京都市)
兵庫県
・ジャズ喫茶jamjam(神戸市)
・M&M(神戸市)
・茶房ヴォイス(神戸市)
滋賀県
・Jazz & Gallery Café Yugeya(近江八幡市)
中国・四国
岡山県
・JORDAN(岡山市)
島根県
・常乃家(松江市)
山口県
・ポルシェ(山口市)
九州・沖縄
福岡県
・JAZZ in newCOMBO(福岡市)
熊本県
・Jazz Inn おくら(熊本市)
沖縄県
まとめ
いかがだったでしょうか。
次の休日は、お近くのジャズ喫茶でゆったりと音楽を楽しむのも良いかもしれません。